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外壁塗装はどんな手順で進めるの?

こんにちはヨシダ住宅工房です。
外壁塗装はただ塗装をすれば完成ではありません。塗装する前の下準備が大切となります。
ここでは一般的な塗装工事の工程について記載します。

1.足場組立(1日)
外壁を塗装する為にまず足場を組みます。
建物の屋根から1m程度離れた位置まで、足場がきます。荷物や割れやすい物がある場合は事前に移動する必要があります。
足場を組んだ後は、近隣に住宅がある場合は塗料が飛散さないように養生ネットを貼ります。ただし、全箇所びっちりと塞いでしまうと、風により足場が倒壊する可能性があるので、最低限の箇所を行います。
工期は人数によりますが、4~5人で行えば半日で完了します。
足場があるので、泥棒等が侵入し易くなりますので、窓は必ずすべて閉めましょう。

2.建物調査(1日)
足場がかかった後は、建物全体を確認し屋根やボードの破損が無いか確認します。下からでは分からなかった不具合がここで分かります。補修の必要がある箇所はお客様に説明し、追加工事提案しております。
塗装しても問題無いようであれば、塗装の準備にかかります。
写真は天井のプリント材が剥がれている様子です。近くで見ると不具合を確認できます。

3.シーリング打ち替え(1日~2日)
シーリングがある場合はシーリングの打ち替えを行います。
シーリングは、既存のシーリングの上に重ね打ちする工法と、既存のシーリングを撤去して新しいシーリングを打ち替えする工法があります。
重ね打ちは、既存のシーリングと接着不良により剥がれてしまう場合が多いので、一般的には打ち替えを行います。

3.洗浄(1日)
高圧洗浄を使用し、建物全体の汚れを落とします。
コケや汚れがあると、その上に塗装してもすぐに剥がれてきます。高圧洗浄は水はもちろんですが、エンジンを使うので、騒音が出ます。
近隣の皆様にも配慮が必要です。事前の挨拶回りでよく説明する必要があります。
セメント瓦等屋根は特に頑固なコケが付いています。1枚1枚入念に洗浄します。

4.養生(1日~2日)
塗装箇所以外に塗料がかかり汚れを防止する為、ビニールで養生を行います。(サッシ等)塗装の仕上がりを美しくする為にも養生は大切な作業です。
サッシを養生中は開閉がしばらくできないので注意が必要です。

5.塗装(3日~4日)
いよいよ塗装工事に入ります。一般的に3回塗りです。
1回目(下塗り):下地と塗料の接着を良くする為に塗る塗料です。主に白色が多いです。
2回目(中塗り):下塗りが乾燥した後、仕上げ塗料を塗ります。
3回目(上塗り):中塗りと同じ塗料をもう一度塗ります。
上塗り完了後、養生を剥がします。
剥がした後、見切りをよくする為、手直しを行います。(ダメ直しといいます)
ちなみに塗装は主に手塗りのローラーで行います。
ひと昔前は吹き付けで行っていたそうですが、吹き付けは塗料の飛散が多いので、住宅街ではできませんね。

6.検査・足場解体
塗装完了後、塗り忘れや塗りムラが無いか確認した後、足場解体をして完了です。

塗料は材料の仕様により、4回塗りもあります。
塗料の塗る回数は誤魔化しし易い工事なので、工事前に何回塗りの仕様なのか、乾燥時間はどのくらいか等確認する必要があります。

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