こんにちはヨシダ住宅工房です。
外壁は10年毎の塗り替えが目安とされています。
ただし、最近の新築住宅は新築時に長持ちする塗料や、長持ちする壁材（ガルバニウム鋼板等）を使用しています。その場合は、10年以上長持ちします。
我が家の住宅もサイディングに長持ちする塗料を使用しました。築20年になりますが、塗り替えは今のところ必要としていません。
このように、外壁の材質等により塗り替え時期は家により変わります。
ここでは、塗り替え時期が分かるチェック方法を記載します。
1．チョーキング
外壁を指で触った時、白い粉が発生することをいいます。チョーキングは雨や紫外線によって塗料の中の成分が分解され、白い粉となって現れます。
塗装は美観を保つだけでなく、雨や紫外線から外壁を守っています。チョーキングは塗装の寿命が来ているサインですので、見受けられたら塗装の塗り替えを検討しましょう。
2．塗装の色あせ・色ムラ
色あせの原因もチョーキングと同じ、雨や紫外線による劣化が原因です。
日当たりや雨の当たり具合で、外壁の箇所箇所で劣化の進行状況が異なるので、色ムラは発生します。
目に見えて色あせや色ムラが見える場合は塗装を検討しましょう。
3.ひび割れ
経年劣化により外壁はひび割れが発生します。
ひび割れにも2種類あります。
3－1．外壁の小さなひび割れ
外壁塗装のひび割れです。0.3mｍ以下の小さなひび割れをいいます。（ヘアークラックともいいます）
これは外壁部のひび割れではなく、塗膜のひび割れなので、雨水が侵入し漏水を引き起こす心配はありません。
塗装も収縮や地震により、必ずひび割れはしますので、経過観察しましょう。
3－2．外壁の大きなひび割れ
0.3mｍを超えるの大きなひび割れをいいます。（構造クラックといいます）
このひび割れは、塗膜のひび割れを超えて、外壁部までひび割れが進行している可能性が高いです。
このひび割れから雨水が侵入し、漏水の原因となります。
ひび割れ補修＋塗装を検討しましょう。
4.塗装の剥がれ
外壁と塗装の接着力が無くなり、剥がれている状態です。
塗装が剥がれた箇所は外壁材が直接紫外線や雨水を受けるので、早急に塗装をする必要があります。
5.シーリング劣化
シーリングの寿命は５年～10年と言われています。一般的に外壁塗装と同時にシーリングの打ち替えも行います。
シーリングが切れると、外壁内部に雨水が侵入し、外壁材の剥離や漏水の原因となります。
5－1．収縮によるひび割れ、肉痩せ
シーリングは時間と経過とともに収縮します。すると、ひび割れや厚みが薄くなります（肉痩せといいます）。
この現象見受けられても今すぐ、打ち替えなけらばならないわけではありません。経過観察しましょう。
5－2．破断
ひび割れ、肉痩せしたシーリングは、地震の揺れ等に耐え切れなくなり、いずれが破断します。
この状態だと、破断した隙間から雨水が侵入して漏水の原因となります。
この現象見受けられたらシーリングの打ち替える必要があります。
適切なタイミングで塗装しましょう
外壁な剥がれやシーリングの欠落が出た時はすでに雨水が侵入している可能性が高いです。
その場合、下地の補修や外壁材の交換等大がかりな工事となり、金額もその分発生します。
そうならない為に、外壁が剥がれる前に塗装することが必要です。
「そろそろかな？」と思ったら、リフォーム会社に相談し建物診断をしてもらうのをおススメします。
